「すごいHaskellたのしく学ぼう!」オーム社

すごいHaskellたのしく学ぼう!

Haskellを初めて触る人に向けた本がオーム社さんから発売されるのにあわせてレビュアーとして参加させていただきました。 元タイトルは「Lean you a Haskell for Great Good!」といいます。なんのこっちゃというタイトルですが良い本です。 原書はWebでも読めます。

この本の良いところをいくつかあげると

  • イラストがかわいい
  • カリー化関数と部分適用の説明がわかりやすい
  • 型クラスをしっかり説明している
  • ファンクター、アプリカティブ・スタイル、モナドをしっかり説明している

最後のファンクター、アプリカティブ・スタイル、モナドは自分でもまだしっかり理解しきれていないのでまだまだ読み込みが必要ですけど。。 逆に注意する点をあげると

  • 「束縛」という関数型言語に独特の言葉を特に解説もなく使うのでまったく知らない人はちょっと混乱するかも
  • オフサイドルールについてちょろっとしか説明されてないので初心者はハマったときに混乱するかも
  • イラストはかわいいけど丁寧に図解されてるわけではないので基本的にはしっかりと文章を読む必要がある

迷ったら他の本とあわせて読むと理解が進むでしょう。 こちらで紹介してる本を参考にしてみるとよいかも。

この本の読み方

関数型言語を知りたいけど忙しくて時間のない人

5章まではしっかり読みましょう。 この章まで理解できれば関数の構文、パターンマッチ、カリー化関数、部分適用といった基本的な知識は身につけられます。

Haskellの型クラスを理解したいけど忙しくて時間のない人

7章まで読めばわかった気になれるんじゃないでしょうか。 型クラスはこの後のファンクターやモナドでも大活躍するのでしっかり理解しておきたいですね。

Haskellにしっかり打ち込みたい、もしくは時間のある人

全部読みましょう。 (と書いておきながら自分もまだすべて読めてないんですけどね…)

まとめ

しっかり読んだだけ身につくものは多い本だと思います。 日本で有名なHaskellプログラマの人たちが翻訳して、それをまたすごい人たちがレビューしてるので質も高いです。 Haskellに限らず関数型言語は今後ますます重要度が高まっていくでしょう。 これからの一歩進んだ先を目指して、今のうちから取り組んでみてはいかがでしょうか。

こぼれ話

  • asパターンの訳注がどうなるのか期待して見守ってましたが最終的には無難な感じに落ち着きましたね
  • ちょうど1年前に同じオーム社さん出版のアジャイルサムライのレビュアーをさせてもらいました、来年もなにかできたら嬉しいですね